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研究開発本部の仕事紹介(社員の一日)

研究開発本部

園芸作物研究G 野菜研究T

小川 拓也

私は千葉研究農場で、現在はキャベツ、コマツナの育種を担当しています。
育種を担当しているといってもまだまだ勉強の身です。上司の指導や日々観察などにより勉強しています。

一日のスケジュール

8:00出社
圃場、ガラス温室、ビニールハウスの作物の状況を確認します。具体的には試験圃場の作物の生育状況を確認し、品種による反応の違い、調査の頃合いをみます。また、採種用のキャベツ、コマツナなどに病虫害がないか観察します。
8:40打ち合わせ
チーム内で各作物の担当が1日のスケジュールを確認します。
9:00調査
コマツナの調査を行います。ひとつにコマツナと言っても品種によって特性が全く異なります。生育が早いもの、葉の形状がきれいなもの、よく太るものなど系統によって様々です。農家の方々が求める特性を持った系統があるか調査します。
12:00昼休憩
会社の敷地内にある独身寮で寮母さんお手製の料理を頂きます。
ボリュームがあり、非常においしく、健康的です!
13:00作物の管理
ガラス温室やビニールハウスに鉢上げした作物の管理を行います。新しい品種を開発するためには次世代の種を取る必要があるため、ガラス温室やビニールハウスに作物を鉢上げし、採種を行っています。ただ作業をするだけではなく、常に作物を観察しながら特性について学んでいきます。
17:00データ整理
調査結果をまとめ、上司に報告します。今回調査したものの中で自分が優れていると判断した系統を伝え、意見をもらいます。自分では見いだせなかった特性や注目するポイントを押さえ、次回の調査に生かせるようにします。
18:00退社
文献、書籍、ウェブサイトなどで調べ物をしたり、翌日の準備をした後に退社します。
夕食も寮母さんお手製です!

トラクターで耕うんします

キャベツ調査中

キャベツ苗に潅水中

耐病性検定のため病原菌の培養を行っています

先輩社員が交配しています

研究農場の育種担当者(ブリーダー)の業務内容は品種開発と普及活動に分けられます。
一つ目の品種開発は1年単位で回っていきます。播種→作物の管理→調査→選抜→採種というサイクルを何度も繰り返すことで有望な系統を作り上げます。その後、農家の方々に栽培していただき評価を受けたものが品種として販売されます。野菜の品種開発には10年以上の時間がかかっており、気の長い仕事です。しかし、自分の生み出した品種で農家の方々の労力や収益に貢献できる非常にやりがいのある仕事だと感じています。

二つ目の普及活動は農家の方々に情報を提供することです。研究農場に来場していただくこともあれば、営業に同行してお客さまを訪問し、品種の紹介、栽培に関する情報提供などを行っています。その際、各地域で行っている試作品種の特性の違いやお客さまが求める形質などの情報収集をすることも重要な業務となります。
実際、ブリーダーは畑に出て、泥臭く仕事をすることが多いですが、野菜の新品種を開発できる非常に魅力的な仕事だと感じています。