日本の酪農畜産はTPPの大筋合意やEPA交渉の動向などによる国際化の中で、直近の大きな課題は戸数減少や乳牛・肉牛頭数の減少などに対応した生産基盤の堅持が求められると共に、輸入飼料原料や生産資材などの価格上昇などによる生産費上昇への対応とコスト低減に向けた構造改革が必要であります。そのための方策として、生産コスト低減に向けた機械化・大規模化・分業化などによる効率化と自給飼料増産による飼料費低減策などによる経営安定を目指すことが求められています。 雪印種苗は「酪農畜産への貢献」を具現化するために、厳しい環境下において酪農畜産農家皆様のパートナーとして、技術サポート(土壌・粗飼料分析~飼料設計支援、植生調査改善、講習会、飼養管理技術指導・経営診断・TMRセンター設立サポートなど)、新技術・新商品の開発、製・商品の製造販売などによりトータルにサポートして参ります。
主な原料はトウモロコシで、アメリカを中心に輸入しています。その他に、大麦、ふすま、大豆粕、なたね粕、綿実、グルテンフィード、脱脂米ぬか、ビートパルプ、ヘイキューブなどがあります。栄養価が高く、長期保存や輸送可能で且つ安定的に調達できる穀物を主体に、根菜類や牧草類などの粗飼料を原料としています。近年は減反政策もあって飼料用米が増えてきています。
とうもろこし
大豆粕
なたね粕
ふすま
大麦
脱脂米ぬか
各原料を圧ぺんフレーク加工、加熱蒸気加工、ペレット加工、粉砕加工などして、食べやすく消化しやすい形質に加工し、家畜の種類や発育ステージごとに最適なバランスの栄養で配合した配合飼料を提供しています。
その他に2~3種類の飼料を特定目的で混合した混合飼料、子牛哺育用の脱脂粉乳を主原料とした溶解しやすい代用乳、子牛の離乳用に配合した人工乳、ビタミンやミネラルの添加を目的としたサプリメント、食品製造副産物などを乳酸発酵させたウェット飼料、有用菌を培養し発酵させて飼料化した微生物飼料なども提供しています。
フレーク
マッシュ
ペレット
代用乳
配合飼料
配合飼料(粗飼料入)