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研究情報

各研究分野の取り組み

登録日:2016.03.23

牧草・飼料作物分野

北海道から九州・沖縄まで各地域に適する牧草類や、トウモロコシや麦類などの飼料用作物の品種開発を、北海道・千葉・宮崎の3農場が連携し、夏の暑さや旱ばつ、冬の寒さや雪にも負けず、病気に強く、台風にも耐え、栄養価が高く嗜好性が良好で、栽培しやすく多収な品種を選抜・育成しています。

飼料分野

酪農・畜産の経営形態に応じた乳牛・肉牛用の代用乳、人工乳、各種配合飼料・サプリメント類の製品開発ならびに食品副産物を活用したウェットタイプ混合飼料を開発しています。自給粗飼料の重要性が見直されている中、自給粗飼料の有効活用および未利用資源の活用に向けた乳牛・肉牛用低コスト生産技術の開発と実践、第一胃内発酵特性などを考慮した製品開発に取り組んでいます。

乳酸菌・サイレージ用資材分野

日本のサイレージ材料、地域性、調製場面に応じた幅広いサイレージ用乳酸菌・資材を開発しています。日本国内のサイレージから分離した豊富な乳酸菌をベースに、国内の公的研究機関とも連携しながら、今後も良質なサイレージに役立つ技術提供や製品開発を進めます。サイレージ用乳酸菌「サイマスターシリーズ」が好評で、乳酸菌の技術を活かした子牛用サプリメントも提供しています。

分析分野

営業支援やお客さまの支援を目的に乾牧草、牧草サイレージ、トウモロコシサイレージといった粗飼料の分析、その他の飼料や土壌分析などを行う他、分析を通じた研究開発の支援や分析技術の開発を手掛けています。これら蓄積したデータからの情報発信も行っています。

野菜分野

エダマメは数々のラインナップを揃えており、近年では特に食味に注目した『豊熟の味わいシリーズ』を発表し、消費者から好評を頂いています。
ダイコンを始めキャベツ、コマツナ等は栽培容易で生産面(栽培容易、耐病性、産地適性)と利用面(青果、加工適性)のニーズに合ったラインナップの開発、スイートコーン「ピュアホワイト」やカボチャ「ながちゃん」のようなユニークで美味しい品種の開発も手掛けています。

緑肥作物分野

環境保全型農業を支援すべく、その土台となる土づくりに向けた商品を開発しています。キタネグサレセンチュウ対抗作物であるエンバク野生種「緑肥ヘイオーツ」を始め、テンサイ根腐病やコムギ立枯病など土壌病害軽減効果を有するチャガラシ「辛神」など特異的な商品開発に加えて、そこで開発された緑肥の有効な活用方法などにも取り組んでいます。

花卉分野

鉢物用とガーデン用を中心に、国内だけでなく海外でも愛される品種を目指し開発しています。現在の主力はポットカーネーションとシクラメンで、特にポットカーネーション「ロマンスシリーズ」「カリフォルニアシリーズ」には毎年新品種を発表し、母の日の贈り物として多くの方にご利用いただいています。

植物活力資材分野

天然素材や微生物培養液を活用した機能性液肥や、作物に効率よく吸収される微量要素肥料の開発を行っています。また、北海道農材工業株式会社と連携して培養土開発も行っています。将来に向けては公的機関と連携して根圏定着微生物の生産する抗菌物質の解明や、シストセンチュウ孵化促進物質の解明などの研究も進めています。

芝生・植生分野

北海道から九州・沖縄のゴルフ場やサッカー場、公園緑地帯等に利用できる芝生の品種開発を行っています。ベントグラスについては国内育成品種として初めての「CY-2」を千葉県農林総合研究センターと共同開発し、主に都府県のゴルフ場で利用していただいています。