コウライシバ、ノシバ、センチピートグラス、バミューダグラス(ティフトンシバ)等の種類があります。暖地型芝草は生育適温が25〜30℃であり、ノシバやコウライシバは15℃前後で生育が緩慢になり、10℃以下になると地上部は枯れた状態になります(休眠)。春になって温度が高まると再び萌芽し芝生を形成します。暑さ、乾燥に強い種類です。耐寒性は弱く、寒冷地では冬枯れします。多くの種類は、ほふく茎を持つ永年草です。
日本芝と呼ばれる日本在来の芝の1つです。東北以南の一般 家庭や公園で最もポピュラーに利用されている芝種です。地上および地下ほふく茎を有し、芝質がキメ細かく、繊細で美しい芝生を造ります。張り芝(ソッド)で流通 しています。最近、栄養繁殖性(ソッド)の改良種が開発されています。ヒメコウライシバはゴルフ場のグリーンでも使用されており、家庭でパッティングを練習したいときはこの芝をお勧めします。
北海道南部から沖縄まで広く自生している日本芝と呼ばれる在来種の1つで、コウライシバと同様にポピューラーに利用されています。コウライシバよりも葉幅が広く、芝はやや粗い種類です。土壌をあまり選ばず、比較的管理が容易です。張り芝(ソッド)での流通 と種子での流通があり、栄養繁殖性(ソッド)の改良種が最近開発されています。
種子では従来の発芽促進処理よりもより高発芽促進処理(SHG処理)をした「SHGノシバ」を発売しています。
ノシバに似た、やや葉幅の広い粗い芝を造ります。種子から造成します。播種して一夏で芝生に仕上げることが可能で、芝に仕上げると管理にあまり手間がかかりません。地上ほふく茎を有しています。密な芝生となるので、雑草の侵入が目立ちません。種子および張り芝(ソッド)で流通 しており、ローメンテナンス用の芝として公園、家庭の芝、緑地帯、畦畔の緑化など多目的に利用されています。
旺盛な地上および地下ほふく茎で増殖します。世界の暖地を中心に広く利用されている芝草です。踏圧・擦り切れによる回復力が強いことから、サッカー場などの競技場での利用が増えています。ウィンターオーバーシーディングのベースの芝として適性が高い草種です。冠水に対する抵抗性も強い種類ですが、日陰には適しません。一般 に、ティフトンシバと呼ばれる栄養繁殖型のハイブリッド種が多く利用されています。種子繁殖性の品種もあり、造成は容易ですが、芝質が劣る欠点がありました。しかし、近年改良が進み、ティフトンシバに近い芝質を持つ『リビエラ』や『サンデビルII』などの種子系品種が開発されています。
種子で容易に造成ができる品種です。
ティフトンシバに極めて近い細葉・矮性・高密度品種です。
種子で容易に造成ができる品種です。
細葉・矮性・高密度品種としてお勧めいたします。
バミューダグラスとアフリカギョウギシバとの交雑種です。3倍体のため種子はなく、地上および地下ほふく茎で増殖する栄養繁殖性です。踏圧・擦り切れからの回復力が強く、繊細な芝を造ることからサッカー場などの競技場にポピュラーに利用されています。また、ウィンターオーバーシードのベースの芝として最も向いている芝です。日陰には不適です。芝苗(ストロン)や張り芝(ソッド)で流通 しています。ポット苗での流通も始まりました。品種として、下記の『ティフトン419(ティフウェイ)』等が流通 しています。
ウィンターオーバーシード用のベースの芝として最適です。関東以西のサッカー場などの各種競技場でポピュラーに利用されています。
矮姓に改良されたティフトン328(ティフグリーン)やティフドワーフもあります。
西南暖地で利用があります。ほふく茎を有します。冬期の緑度の低下が遅く、緑度保持期間が長い草種です。ただし、芝質は粗く、刈り取りの際に葉の切れ味が悪く、しっかり芝刈り機の刃を研がないと繊維が残りやすい欠点があります。暖地型芝の中では生長が早く、種子で流通 しています。
沖縄県を中心とする西南暖地で利用されています。芝類の中で葉幅が最も広く、粗剛な芝を造ります。管理に手間がかからず、日陰に強い方です。張り芝(ソッド)で流通 しており、ローメンテナンス用の芝として注目されています。