芝生の造成方法
2.張り芝施工
張り付け時期
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寒地型芝草 |
暖地型芝草 |
寒高冷地 |
春 5月上旬~7月上旬
秋 8月 |
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冷暖地(III) |
春 4月上旬~6月下旬
秋 8月下旬~10月上旬 |
春 5月上旬~7月中旬 |
温暖地(IV) |
春 3月下旬~6月中旬
秋 9月中旬~10月中旬 |
春 5月上旬~7月中旬 |
西南暖地(V~VI) |
春 3月中旬~5月下旬
秋 9月下旬~10月下旬 |
春 4月中旬~7月下旬 |
注)適期以外の時期に貼り付けされますと、極端に生育が悪くなることが予想されます。
必ず適期をお守りください。
張り付け方法
1. 床土の基盤整備
石ころやごみを取り除きます。
必要に応じて砂や堆肥、石灰、熔リンなどの土壌改良材等の資材を散布し、土壌に均一に混合します(表層20cm程度)。トンボやレーキ等を使用し表面を平らに整地します。表面排水をとる場合は傾斜をつけます。
2. 施肥
(土壌分析を行ってから施肥量を決めるのが好ましい。)
化成肥料50~150g/m2(できれば緩効性でNPK各8%程度のもの)を表面に均一に散布します。
レーキ掛けを行い、肥料と土を絡ませます。
3. 芝張り
芝の苗(ソッド、ロール芝)を張りつけます。寒地型芝の場合はベタ張りが一般的です。暖地型芝の場合はベタ張り、目地張り、市松張りなどの方法で行います。

4. 目土・鎮圧・散水
張った芝の上や目地の部分に土を入れ、入念にすり込みます。目土を行うことで、張り付け直後の乾燥を防ぎ定着を良くします。ローラーや適当な大きさの板材などを利用して鎮圧します。たっぷり散水を行います。
5. 養生管理
芝生の根がしっかり活着するまでは、乾燥により枯死しやすいため散水を行いましょう。張り芝施工の場合の最も重要な作業です。