草地の表層部に溝を切り、そこに播種する機会を用いて行う更新方法です。作業工程は少なく、省力的ですが、土壌物理性の改善効果はほとんどありません。
ルートマットの厚くない更新後年数10年未満の草地に適します。
■パターン1
除草剤(例:ラウンドアップマックスロード)を使って完全に枯死させた後、耕起作業をせずに追播機を使って新しい種子を播種する方法(以下、実施例参照)
【留意点】
(1)播種時期は発芽適期、降雨前に播種をすると発芽が揃う
(2)適正量の除草剤をムラなく散布する
■パターン2
既存草種の上に直接追播機を使って新しい種子を播種する方法
【留意点】
(1)播種時期は発芽適期、降雨前に播種をすると発芽が揃う
(2)播種後は鎮圧・施肥はしない。既存草が15cmになったら掃除刈りする
(3)播種直後は鎮圧・追肥はしない
時期(2005年) | 作業 |
6月28日 | 一番草収穫 |
7月23日 | 再生草が30~40cm程度になった後、除草剤散布 |
8月29日 | 播種(播種期:ブレドオーバーシーダー)、施肥 |
※堆肥散布をする場合は、播種作業に支障のない程度(20t/haくらい)とします。
※石灰質資材の散布は実施したほうが望ましいです。
播種設計 チモシー(ホライズン)20kg/ha アルファルファ(ケレス)5kg/ha シロクローバー(リベンデル)1kg/ha |