暖地型芝草の生育適温は25-30℃であり、夏期の生育が旺盛です。ノシバやコウライシバは15℃前後で生育が緩慢になり、秋期に10℃以下になると休眠し、地上部は枯れた状態になります。春期に温度が高くなると、再び萌芽し、芝生を形成します。暑さ、乾燥に強い一方、耐寒性は低く、寒冷地では越冬できず、冬枯れします。ほふく茎を持つ多年草が多く、ローメンテナンスが可能です。
地域性
一般に東北以南~九州・西南暖地に分布しています。種類によって若干生育の北限が異なります。ノシバは耐寒性が強く、北海道南西部でも生育しています。コウライシバは北東北が北限、バミューダグラス、センチピードグラスは北関東が北限、セントオーガスチングラスは関東平野が北限です。
主な暖地型芝草
・ノシバ
・コウライシバ
・ヒメコウライシバ
・センチピードグラス
・セントオーガスチングラス
・バミューダグラス(ティフトンシバ)
・バヒアグラス
・シーショアパスパラム