・畑は過湿にならない排水良好で且つ保水力の良い土壌にします。
・肥料が多過ぎると樹ばかり大きくなって莢つきが悪くなります。
・堆肥など有機質肥料を中心とし、窒素分を少なめにします。
・水はけの悪い土壌は高さ5~10㎝畝をつくります。
・2条植えの場合は畝幅90cmとし、条間30~40cm、株間20cm程度とします。また1条植えの場合は畝幅を50~60cm程度とします。
・発芽適温は25~30℃と高温で、15℃以上が必要です。気温がまだ低い時期の場合は被覆資材による保温が必要です。
・種まきは1か所あたり3~4粒の種を播きます。
・直径5cm程度のビン等の底面を用いて、土に2~3cm程度の深さの凹みを作り、少しずつ離し「へそ」と言われるくぼみの部分を下向きにして置いて覆土します。
・発芽前後に鳥に食べられるのを防ぐために、不織布などで覆います。
・初生葉が出た時点で鳥の食害はなくなります。不織布はエダマメの生育の妨げとなりますので、この頃に不織布を外します。
・間引きをして1~2本立ちにします。間引きは引き抜くと周りの根を傷めますので、ハサミで根元から切ります。
・生育中に除草を兼ねて土寄せを行い、倒伏防止を図るとともに根に空気を送って根張を良くします。
・土寄せはふた葉が隠れるくらいまで盛ります。
・樹が大きくなって倒れそうな場合は簡単な支柱を立ててひもを張るなどします。
・灌水は徒長の原因となりますので開花するまでは頻繁にする必要はありません。
・花が咲いてからの水分不足で莢つきを悪くなりますので、土壌が乾燥していたら灌水します。
・多量の灌水は根腐れや土壌病害の原因となりますので少量ずつ定期的に行います。
・エダマメは収穫適期の幅が短く、適期を逃すと急激に食味が落ちていきます。
・収穫適期は開花最盛期の約1ヵ月後で、莢の大部分が充実し、わずかに未熟莢がある頃です。
・収穫した株はなるべく涼しい場所へ運んでから莢をもぎます。
・収穫後に時間が経つと甘みとうま味が低下しますので、すぐゆでて下さい。