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芝生管理作業の留意点

刈取り

播種後、数日で芝草は発芽します。草丈が7~8cmになったら、葉先を揃える感じで5cm程度に1回目の刈取りを行います。その後は、週に1~2回程度、徐々に刈高を下げ、目標とする草丈に下げていきます。
芝生は刈取ることで密度が高まり、雑草の侵入を防ぐことができます。このため、少しずつ頻繁に刈取ることが必要です。
刈高や刈取りの頻度は、芝草の種類や利用目的、季節によっても異なります。1回の刈取りによって刈られる葉身の長さが13~20mm以上にならないように、刈高や刈取りの頻度を調整します。なお、一旦伸ばしてから刈取ったり、一気に低刈りしたりすると、軸刈り状態となり芝草の活性が低下するので注意します。
刈取り残渣は放置せず、なるべく集草します。刈取り残渣が堆積すると、病害やキノコの発生、肥料や農薬の効果の低減、排水不良などが生じます。

 

施肥

肥料に含まれる窒素成分は葉緑の増進、葉の展開などに、リン酸成分は根の発達、呼吸、光合成、タンパク合成などに、カリ成分は光合成、酵素の触媒、気孔の開閉などに利用されます。
化成肥料を大量に施肥すると、芝草が焼けるほか、流亡による損失量も増加します。このため、芝草の生育状況を見ながら、1回当たり窒素成分量で1~2g/m²を、散粒機などを利用して均一に散布します。月に1~2回の追肥を行い、年間の追肥量は窒素成分量で20~30g/m²を目標とします。
気温による生育反応が異なるため、寒地型芝草と暖地型芝草では、追肥の方法が異なります。寒地型芝草は、生育が旺盛な早春~春期と秋期に多く追肥し、梅雨時期~真夏や真冬の生育が停滞する時期には施肥を控えます。一方で、暖地型芝草は、夏期に生育最盛となるため、春期~秋期に追肥を行い、休眠する冬期は追肥しません。

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