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地域区分・草種別利用パターン

ウインターオーバーシード(WOS)利用型

1年で2種類の芝を使い分けて、一年中緑の芝生を維持する方法です。暖地型芝草をベースに秋期に寒地型芝草の種子を播種し(ウインターオーバーシード)、冬期問も緑度を保ち、春期には暖地型芝草に戻し、一年中常緑化します。
この場合、ベースの暖地型芝草とウインターオーバーシードする寒地型芝草の選定が非常に重要です。優良な品種を選定しないとトランジッション(寒地型芝草から暖地型芝草への切り替え)がスムーズに行われないケースがあり、ベースの芝が傷み、大面積の張替え作業が生じることがあります。
ベースの暖地型芝草には、芝の傷みからの回復が早い品種を選定することが重要です。更に、ウインターオーバーシードに利用する品種は、一年生の品種や耐暑性が低く、春期の衰退が早い品種の選定が必要になります。

適応地域IV~VI

地域性

関東以西の暖地を中心に分布しています。北の地域に行くほどトランジッションが難しく草種・品種の選定が重要になります。

【主なベースとなる暖地型芝草】
・バミューダグラス(栄養繁殖性品種含む)

【主なウインターオーバーシード用の寒地型芝草】
・アニュアルライグラス
・ペレニアルライグラス(WOS用品種)

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