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栽培ポイント

エダマメの発芽及び育苗管理

発芽には温度と適正な土壌水分が必要です。発芽適温は20~25℃(15℃以下で発芽遅延、35℃以上で発芽障害)で、水分過多・乾燥はともに発芽不良の大きな要因となりますので適度な土壌水分を保つようにします。
温床育苗の場合は、やや適温より高めの27~28℃に設定して、発芽を早め、揃えることがその後の育苗管理に有効です。ただし、発芽後は速やかに温度を下げ、苗の軟弱徒長を防ぐ。
播種にあたっては、あらかじめ苗床の土壌水分を十分確保して、播種後濡れた新聞やシ―ト等で被覆し、原則として発芽まで潅水は控える。
発芽後は被覆資材を除去し、徒長しないよう乾燥気味に管理する。

生育期間中の温度管理

着莢に大きく影響する開花期の適正温度は25℃前後、日中30℃以上、夜間15℃以上です。
特にハウス、トンネル栽培では開花期の温度、湿度が着莢に大きく影響するので、細心の注意が必要です。
また、トンネル除去のタイミングは風除けと合わせ、湿度確保のため、開花期以降が原則となります。

着莢性(収量)に影響を与える要因

開花期間中の適温は日中30℃、夜間20℃前後で、昼夜を問わず10℃以下や35℃以上になると花粉の稔性がほとんどなくなり、落花、落莢や着莢しても不稔莢(しいな)、くず莢になる確率が高まります。
開花期間は品種によって異なりますが、おおよそ開花期間の7~10日程度が最も重要な時期と言われ、この期間の温度ストレスが収量に大きく影響します。
また、エダマメは乾燥を極端にきらう作物で、夏場の着莢不良の原因も乾燥が大きな要因と考えられています。
開花期の乾燥は着莢を阻害するため、ハウス等の低温下での栽培においても極力乾燥させないような灌水等による水管理が重要です。 特に土壌水分と併せ空気湿度も大きく影響しており、トンネル等での被膜除去のタイミングにも注意が必要です。

病虫害対策

作型によって異なる病虫害対策が必要となります。ハウス、トンネルではほとんど虫害の心配はありませんが、乾燥時期にはハダニが発生します。露地では莢を食害する虫が多発しますので、定期的防除が必要となります。また排水不良圃場や連作圃場では病害発生しやすいです。
また密植や窒素過多で過繁茂になって激発しやすいので、圃場の選定から畝の立て方まで、こまめな対応が必要となります。

連作障害対策 (緑肥作物)

エダマメを連作する産地では土中のダイズシストセンチュウ密度が高まり、スポット状に枯れるような障害が発生します。
ダイズシストセンチュウ密度の抑制には、農薬を散布する方法もありますが、環境にやさしい緑肥を活用した抑制対策をお勧めします。
北海道ではマメ科のクリムソンクローバ「くれない」、本州以南ではクロタラリア「ネマックス」を用います。これらの線虫抑制効果のある緑肥作物を定期的に作付することでダイズシストセンチュウの密度を下げることができます。

着莢・肥大促進

当社商品の植物活力資材「ジャックスパワー554」を使用することをお勧めします。開花期に使用することを基本とします。植物抽出液に含まれる栄養素と水溶性肥料が、茎葉や根からすばやく吸収され、着莢と肥大を促進します。

原液を500~1,000倍に希釈して葉面散布します。

生育促進とストレス対策

当社商品の植物活力資材「まるまるアミノ」は初期成育から収穫時まで幅広く使うことができます。植物由来のアミノ酸液肥で、化成肥料は添加していませんので、安心してお使いいただけます。

効果としては発根、茎葉・果実の生育促進、また光合成を活発にすることで増収や品質向上が期待されます。

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