畑作園芸分野/緑肥作物種子
オオナギナタガヤ
自然の倒伏によるマルチ効果で長期間雑草を抑制!
北海道(道東・オホーツク)
北海道(道北・道南・道央)
東北
関東・中部・甲信越
近畿・中国・四国・九州・沖縄
・自然に倒伏するため刈取りは不要。さらにマルチ効果により長期間雑草を抑制する。
・枯れて堆積していく茎葉は有機物として土壌改良に貢献する。
・表土の流亡防止、根による深耕効果も得られる。
東北北部・寒高冷地 | 【播種期】9月 ※積雪期間の長い地域(目安として100日以上)では雪腐病の発生が認められる場合があります。 |
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東北中部・南部 | 【播種期】9月 ※積雪期間の長い地域(目安として100日以上)では雪腐病の発生が認められる場合があります。 |
一般地 | 【播種期】9月中旬~10月中旬 |
西南暖地 | 【播種期】9月下旬~11月上旬 |
都府県 | 【播種量】2~3kg/10a(追播1~2㎏/10a) |
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・基肥は残肥で対応します。また、十分に生育させるために、春先に窒素成分で2~5kg/10a程度を追肥します。(速効性肥料、目安として硫安10~20kg/10a)
・雑草が発生した場合は、翌年以降のことを考え、雑草が種子を落とす前に、手取り除草、刈取り、除草剤散布などの対応をしておきます。
・オオナギナタガヤは春播きには不適です。
・オオナギナタガヤは寒地型草種のため播種期より早すぎると残暑の期間と重なり発芽直後に枯れてしまうことがあります。また、播種期が遅くても越冬時の草丈が小さすぎて倒伏時期が遅れる、分げつ不良で十分な被覆効果を得られない、などの現象が発生します。
・播種する樹園地の雑草は除草剤等で処理、枯らして裸地状態にしておく必要があります。播種後はロータリー等で表土を浅く混和します。干ばつが続くと発芽が遅れるため、降雨に合わせて播種します。
・二年目以降は落下種子が発芽・生育しますが、1~2㎏/10aの追播が効果的です。
・種子は細かく芒があるため、結実後は靴裏につくことがあります。
・温暖な地域では、敷きわら状になったオオナギナタガヤの分解が進むため、夏場に裸地が発生し雑草が発生しやすい傾向にあります。
・ブドウ「デラウェア」への導入においては、ブドウの収量が低下するという報告もありますのでご利用の際はご注意ください。