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畑作園芸分野緑肥作物種子

クリーピングベントグラス

CY-2

品種名:
  • シーワイツー
農林水産省品種登録:
  • 第15550号

【旧商品名:畦畔グリーン】
寒高冷地の畦畔管理の省力化に役立つ!

商品対応地域

北海道(道東・オホーツク)

北海道(道北・道南・道央)

東北

関東・中部・甲信越

近畿・中国・四国・九州・沖縄

PVP-海外持出禁止(農林水産大臣公示有)

  • 農林水産省登録品種
  • 千葉県・雪印種苗共同育成品種
  • 芝生用
  • 緑化用
  • CY-2

    CY-2

  • CY-2

    CY-2

  • CY-2
  • CY-2

特性・特徴

・密生度が高く、雑草の侵入を抑える。
・草高は30~40cmと低い品種。
・耐寒性、耐雪性に優れ、寒高冷地の栽培に適する。
・ほふく茎を伸ばしながら横への伸張が旺盛。

使用時期

東北北部・寒高冷地 【播種期】8月中旬~9月上旬
東北中部・南部 【播種期】8月中旬~9月上旬
一般地 【播種期】8月下旬~9月中旬
西南暖地 ※栽培の南限については、試験段階であるため、播種時期や播種場所は弊社までご相談ください。

使用量

都府県 【播種量】20kg/10a

栽培方法

播種時期:8月下旬~9月中旬

標準播種量:20g/㎡(条件が悪い場合は播種量を増やす。)

施肥:基肥:窒素-リン酸-カリ、窒素成分量で5g/㎡

追肥:葉の色が淡い、伸びが悪い時に、適宜散布する。

施工前の留意点:既存の植生はグリホサート剤(ラウンドアップなど)で完全に処理する。

播種後の管理:密度が高まる前に雑草が発生した場合は、手取り除草、除草剤のスポット処理や塗布などで除草する。

施工方法:実播法(種子を直接播種する方法)の他に、ワラ芝工法、吹付け工法も可

栽培のポイント

播種前の雑草対策を確実に

播種3週間前を目安に、既存の植生にラウンドアップなどの非選択性除草剤を散布します。チガヤ、ススキなど、根茎で増殖する植生は、根株を完全に取除く必要があります。

播種直前に枯れた植生を10cm程度に刈払い、刈り草を除去し、土が見える程度に掻き取ります。植生が再生している時は、この時に再度、非選択性除草剤を散布します。

 

クリーピングベントグラスの播種作業は簡単

雑草対策などの下処理が終わったら、CY-2種子20g/㎡、化成肥料30~50g/㎡(窒素成分量で5g/㎡)を、散粒機などを用いて均などに散布します。覆土はしませんが、可能であれば、スコップなどで叩くと種子が落ち着きます。播種後に降雨が無く、乾燥が続く場合は、定期的に散水すると発芽が揃います。

 種子と化成肥料の必要量

100㎡あたり

10aあたり

CY-2種子 化成肥料 CY-2種子 化成肥料
2㎏ 3~5㎏ 20㎏ 30~50㎏

 

播種年の秋が勝負時! サボると来年、後悔しますよ!!

CY-2の能力を最大限に引き出すためには、CY-2が優占する雑草の少ない水田畦畔を形成しなければなりません。そのために、初期生育を促進するような最低限の管理が必要です。一旦クリーピングベントグラスが優占する水田畦畔が形成できれば、来年以降、畦畔管理の労力を削減することが可能になります。

  • 雑草対策:発芽後に雑草が混在しないようにするために、播種前の雑草対策を確実に行うことが重要です。
  • 施 肥 :早く被覆させるために、土壌養分が少ない畦畔では播種当年の秋に1~2回の追肥を行います。被度が80%を越えるまで、葉の色が淡い時や伸びが悪い時に窒素成分量で4~5g/㎡を散布します。
  • 掃除刈り:発芽初期に雑草が発生した場合は、草丈5cm程度に掃除刈りします。CY-2は葉先を刈ることで密度が増加します。なお地際で刈ると再生できず、裸地化しますので刈高に注意を要します。

 

刈りたくなっても、刈っちゃダメ!

クリーピングベントグラスは、匍匐茎で土壌表層を密に覆うことで、雑草の侵入を抑えます。このため、畦畔に一年中芝生が生えた状態になります。地際で刈り払ってしまうと再生できず、裸地化します。草刈りが趣味で、畦畔がツルツルの状態が好きな方には、CY-2をおすすめしません。なお、出穂が気になる時は、水田内のカメムシ対策も兼ねて、穂だけを刈り払うことをおすすめします。

 

燃やしたくても、燃やしちゃダメ!

春になると畦畔を燃やしたくなります。火を入れると害虫が減少し雑草も少なくなりますが、クリーピングベントグラスも密度が低くなり、結果的に雑草が侵入します。畦畔を燃やしたい方にも、CY-2をおすすめしません。

 

ヨトウムシ幼虫やカメムシ類の発生にご用心!

クリーピングベントグラスを含む牧草類には、ヨトウムシが発生することがあります。発生は6月上旬、7月中旬、9月中旬と3回のピークがありますが、発生の程度には地域差が見られます。窒素過多の時に大発生するため、被覆が完成したら施肥を停止します。ヨトウムシの幼虫は牧草類の根を食べるため、水分が吸収できなくなり乾燥害が発生します。幼虫を見つけたら、ダイアジノン粒剤などシバに登録のある殺虫剤を散布します。なお水田に飛散する恐れがある時は、スミチオン乳剤などイネにも登録のある殺虫剤を散布します。

 

広葉雑草が繁茂したら選択性除草剤を散布

播種翌年以降に、スギナ、シロクローバなどの広葉雑草が繁茂したら、2,4-Dアミン塩やMCPP液剤など、水田畦畔やのり面に登録のある広葉雑草選択性除草剤の散布で防除できます。なおススキ、チガヤなどのイネ科雑草は、選択性除草剤が無いため、手で抜くか、またはグリホサート剤(ラウンドアップなど)を塗布します。

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用途・機能・特性

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